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4.災害避難の準備

避難場所と避難経路の確認

ハザードマップを確認したら、災害ごとに避難が可能な避難場所を検討します

自分の状況と避難場所

  • 自宅

    自宅

    在宅避難、垂直避難

    ご自宅の安全が確認できる(浸水想定深さより高い位置に避難出来る)場合は、ご自宅にとどまることが避難になります。

  • 高層マンション

    親戚・知人宅など

    浸水区域外避難

    浸水の危険性のない区域や高層マンションに住んでいる親戚や知人へ、事前に避難をさせてもらう約束をしておきましょう。

  • 車中泊

    車中泊

    ペット同伴避難等も

    ご自宅の安全が確認できない場合 車で避難してそのまま車中泊も想定されますが、駐車場所は高台や店舗立体駐車場(許可が出る場合)等、浸水を回避できる場所を考えましょう。

    ※エコノミークラス症候群には注意しましょう

  • ホテル

    宿泊施設

    さまざまな事情でご自宅での避難生活が難しい場合等、災害が起こることを想定してホテルや旅館等の宿泊施設に早めに避難しましょう。

  • 病院

    病院・福祉施設

    持病をお持ちだったり、介護が必要で自宅避難が困難な場合、災害時の避難について、あらかじめかかりつけの病院、福祉施設に相談しましょう。

  • 避難所

    避難所

    指定避難所等には収容人数が決められており、避難者数によっては受け入れてもらえないケースもあります。早めの行動で遠方の避難所を選択する等、可能な範囲でお互いに譲り合う事も必要です。

    ただし、命の危険が迫っている時は迷わず避難所へ

防災チェックポイント

福祉避難所とは?
高齢者、障害のある人、乳幼児、妊産婦等の要配慮者

避難所での生活において、特別な配慮を必要とする方(高齢者、障害のある人、乳幼児、妊産婦等の要配慮者)が避難する事が出来る施設の事で、災害時に応じて開設される2次的避難所です。一般の避難所に避難した後で必要性の高い人は優先的に移る事が出来ます。

避難所に行くのは迷惑かもと考えないで、まずは避難しましょう

避難所までのルート

どこを通って逃げるかを考えておくことはとても重要です。災害の状況によっては通行止めになる場合などもあるので、地図を使って経路を複数考えておき、また実際に歩いてみましょう。

防災チェックポイント

避難の際には・・

避難する時は近隣の知り合いの方にも声をかけて、安否確認や避難する事を伝えて逃げる事も心がけましょう。自分だけは大丈夫と思わず、率先して避難する、率先避難者となって行動しましょう。

防災メモを用意する

避難の際に必要な情報を、まとめてメモしておくと安心です。
災害時は電気が使えないなど、インターネット等で調べることができないケースも想定されます。

防災メモの例

下記の例を参考にして、実際に防災メモを用意してみましょう。

防災メモの例

防災メモの例(PDF)

マイ・タイムラインを作成する

避難準備から避難まで、いつ、誰が、何をするのかを整理して時系列でまとめた住民一人ひとりの防災行動計画です。

参考:
「マイ・タイムラインをつくろう!」(岡山県ウェブサイト)
https://www.pref.okayama.jp/page/723265.html
「マイ・タイムライン」(国土交通省ウェブサイト)
https://www.mlit.go.jp/river/bousai/main/saigai/tisiki/syozaiti/mytimeline/index.html

マイタイムラインの例

下記の例を参考にして、実際にマイタイムラインをつくってみましょう。

マイタイムラインの例

マイタイムラインの例(PDF)

防災チェックポイント

令和3年5月20日から防災情報の伝え方が変更されました。

新たな避難情報に関するポスター・チラシ(内閣府)

新たな避難情報に関するポスター・チラシ(内閣府)

出典: 「避難情報に関するガイドラインの改定(令和3年5月)」(内閣府ウェブサイト)
https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/

持ち出し品・備蓄品の準備

非常持ち出し品

非常持ち出し品の例

避難所で数日過ごすのに必要なものを想定。

  • 飲料水

  • 非常食

    食べやすく、保存期間が長く、調理せずに食べられるもの

  • 貴重品

    現金(公衆電話用に10円玉)・通帳・印鑑・健康保険証の写し

  • 救急用品・医療品

    高齢者や持病のある人は常備薬やお薬手帳の写し

  • 感染症対策

    マスク・消毒用品・ビニール手袋・体温計

  • 厚手の手袋(軍手)

  • スリッパ(上履き)

  • 敷物・マット

  • 携帯用カイロ

  • ヘルメット・防災ずきん

  • 衣類

    上着・下着・靴下等

  • ビニール袋

  • 雨具・防寒具

  • 懐中電灯

  • 衛生用品

  • 携帯ラジオ+予備電池

  • 携帯トイレ

  • 携帯ナイフ・缶切り

  • タオル・ハンカチ

  • ティッシュ・ウェットティッシュ

  • ロープ

  • 簡易食器

    割りばし・紙皿等

  • 洗面用具、石鹸、ドライシャンプー

  • ローソク、マッチ

  • 生理用品

  • 眼鏡

防災チェックポイント

非常持ち出し品はマイリュックで準備しよう。
家族

非常持ち出し品は家族一人ひとりで必要なものが違うので、各自のマイリュックに準備しましょう。

特別な配慮が必要な例
  • 乳幼児
  • 子供
  • 妊婦
  • 高齢者
  • 疾病のある人
  • アレルギーのある人
保管はどこに・・

非常持ち出し品は避難時にスムーズに持ち出しやすい玄関等に保管しましょう。(地震に備えて寝室でも良いでしょう。)

どこに避難するかで必要なものが変わります。

避難先によって持ち出し品が変わってくるので事前に確認しておきましょう。

非常用備蓄品の例

自宅での避難生活(1週間程度)に必要なものを想定。

  • 日頃の買い置き

    保存性の良い食料や水を買い置きし、消費したら買い足す(ローリングストック方式)

  • 3~7日分の食料

    水を加えて食べられる米(アルファ化米)、缶詰、乾パン、インスタント・レトルト食品、栄養補助食品、お菓子、調味料、スープ等

  • 飲料水

    大人一人当たり一日3リットル

  • トイレ用品

    簡易トイレ、汚物保管用容器、トイレ袋、トイレットペーパー

  • 燃料

    カセットコンロ、ガスボンベ、固形燃料

  • 簡易食器

    割りばし、紙皿、食品用ラップフィルム

  • 防寒・休息用

    上着、毛布、寝袋

  • 生活用水

    おふろの残り湯、エコキュート、雨水等

防災チェックポイント

ローリングストック式
備蓄品は消費しながら買い足す、ローリングストック式を心がける。

備蓄品は保存品だけでなく、日常品を普段から少し多めに買い、消費しながら一定量を備蓄しておく事で、賞味期限切れになってしまう前に消費する経済的な方法です。

保管場所

備蓄品は洪水等を想定すると2階等上層階が望ましいですが、台所等での日常使いも考え分散して保管するようにしましょう。

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