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本事業は、「福泊川東町内会地区および海吉出村町内会地区」を対象として、2015年~2016年2月に実施いたしました。
現在、補助金の受付(無料住宅診断、リフォーム補助)は終了させていただいております。
岡山住まいと暮らしの相談センターの運営者でございます岡山不動産鑑定事務所の石田信治です。国土交通省住宅団地型既存住宅流通促進モデル事業の終了に当たり、ご挨拶を差し上げます。
さて、このモデル事業は、高齢化社会の進展や人口減少への備えとして、対象地区住民への住まいの有効活用や暮らしについての情報提供、利便施設の検討・誘致などを通じて既存住宅の流通を促進し、地域の活性化や空き家の問題を住民とともに考え、安心して住み続けられるまちづくりを推進する目的で行われました。対象地区の皆さま方へのご相談の対応や住宅診断、利便施設の検討などで多少でも皆さま方のお役に立てればと思い、がんばって参りました。また、この度は住民の皆さまには事業へのご協力、特にアンケート回答などにご協力をいただき、誠にありがとうございました。
このモデル事業は2016年2月15日で終了いたしましたが、引き続き、皆さま方からのご相談に対応させていただいたり、町内会の皆さまと、よりよいまちづくりについての情報交換など、この活動は継続して参ります。
一旦は事業終了のご挨拶を差し上げますが、活動は継続いたしますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
海吉出村町内会では、人口の減少とともに少子高齢化が進む中で、老朽化した空き家が、全世帯数の1割近くにのぼっており、地域の活力維持が大きな課題となっています。
こうした中、平成27年度に実施された国土交通省「住宅団地型既存住宅流通促進モデル事業」は、時機を得た取り組みであり、町内会としても、全面的に応援させていただいたところです。
このモデル事業を契機として、若い世代を呼び込み、定住促進と地域の活性化につなげていけるよう、今後とも、事業者との連携を深めていきたいと考えています。
モデル事業の促進にあたり、この事業に熱心にとりくまれた担当者の皆様に該当地区の会長として感謝申しあげます。
住民の方々へのアンケート調査で、現在地への愛着が強く感じられましたことは、町内会活動に取り組む者として心強く受け止めております。
福泊川東町内会のモットーは、「みんなで作る町内会、温もりのある町内会」です。災害など、いざというときには、ご近所との助け合いが一番ですので、温もりのある町内は、時代の変遷がどうあろうと普遍性があるものと信じます。
このような観点からモデル事業の中古住宅流通促進を考えますと促進の大きな要(かなめ)が新規に転入してこられる方々を暖かく迎える風土の育成が大切だと思います。これからの国を支える若い隣人が、既存の住宅地へどんどん入居いただき、今後の町内会を盛り立ててくださることを期待しております。